販売前に、製品の表示・使用条件・試験報告書をどう確認するか
コンプライアンスの問題の多くは、試験の不合格ではありません。製品、パッケージ、報告書がそれぞれ少しずつ違うことを言っている、という問題です。
一致すべき 3 つの情報源
- 製品:底面に成形された、または印刷された内容。材料、マーク、容量、品番。
- パッケージと取扱説明:お客様に伝える内容。電子レンジ、食洗機、冷凍、熱い飲み物、対象年齢。
- 試験報告書:どの製品、どの材料と色、どの規格、どの条件か。
パッケージに「食洗機対応」とあっても、報告書にも仕様書にもそれを裏付けるものがなければ、その表示を守る責任はあなたにあります。
製品上の表示を確認する
- 成形された材料識別、たとえば底面の樹脂コードが、仕様書の材料と一致している。
- 販売市場で求められる食品接触マークがある。EU ではグラスとフォークのマーク、または同じ趣旨の文言。
- 品番またはロット表示が読み取れ、苦情を生産ロットまでたどれる。
- 使用マーク(電子レンジ、食洗機、冷凍)は、その品番で実際に裏付けのある用途にだけ付いている。
使用マークは飾りとして扱われがちです。主張として扱ってください。どのマークにも、仕様書か報告書の裏付けが必要です。
使用条件を確認する
取扱説明をお客様と同じように読み、一文ずつ製品と照らし合わせます:
- 温度:「熱い飲み物」や「電子レンジ」は、材料とその品番の試験に合っているか。
- 部品:本体、フタ、パッキン、ストロー、ステンレスの中皿など、性質の異なる部品ごとに説明しているか。
- 洗浄:必要な場合、食洗機の説明は上段に限定されているか。
- 子ども:子ども向け製品なら、対象年齢が書かれ、根拠とする規格と整合しているか。
試験報告書を確認する
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| サンプルの記載 | 品番、材料、色が購入する製品と一致している |
| 規格 | 販売市場が求める規格で、正しい版である |
| 条件 | 試験条件がパッケージでうたう使い方と一致している |
| 日付と試験機関 | お客様にとって十分新しく、認知された試験機関のものである |
| 範囲 | どの部品を試験したか。本体だけの報告書はフタやパッキンをカバーしない |
色はバイヤーが思う以上に重要です。透明サンプルの報告書は、別のマスターバッチで作った新色の同じ品番を自動的にはカバーしません。
まとめて保管する
品番・色ごとに、承認サンプル、仕様書、パッケージデザイン、報告書をまとめて保管してください。小売店や当局から質問を受けたとき、答えが 4 つのメールスレッドではなく 1 つのフォルダにあります。