プラスチック製食品保存容器:密封、積み重ね、表示の仕様の決め方
保存容器はキッチン用品の中で最も単純な製品に見えます。苦情の多くは、箱に書かれたひとこと──密封、気密、漏れない──を、誰もフタで確かめていなかったことから生まれます。
中に入れるものから始める
中身によって、どの機能が重要かが決まります。まずそれを書き出してください。仕様の残りはそこから導かれます。
| 中身 | 最も重要なこと |
|---|---|
| 乾物とお菓子 | 均等に閉まり湿気を防ぐフタ、注ぎやすさ |
| 調味料 | 混ざらない独立した仕切り、スプーン、片手で開けられるフタ |
| 残り物、スープ、ソース | 液体を保つ密封と、冷蔵・冷凍・電子レンジに合った耐熱区分 |
| 粉ミルクと粉末 | 防湿、すべて洗える部品、全部品の食品接触書類 |
フタが表示を決める
| フタの種類 | 得意なこと | 足りない点 |
|---|---|---|
| はめ込み式、パッキンなし | 安価、すぐ開く、洗いやすい | ほこりは防ぐが液体は防げない。漏れないとして売るべきではない |
| シリコーンパッキン付き | パッキンが正しく収まっていれば液体を保ち湿気を防ぐ | 洗浄のためにパッキンが外せないと、裏に食べ物がたまる |
| クリップロック式 | パッキンに均等な圧力。最も強い閉じ方 | クリップが弱点。弁当箱の検品の記事を参照 |
| ねじ式 | 粉末や丸い瓶に向く | ねじとパッキンが合っていないと、ねじ部から漏れる |
「気密」「漏れない」「防湿」といった言葉は、製品の性能をうたう表示です。パッケージに載せるなら、それぞれをどう試験するかをサプライヤーと取り決め、仕様書に書いてください。液体用として売る容器には、当社の一般的な漏れ試験が当てはまります。入れて閉め、30 秒逆さにしてから振り、一滴も漏れないこと。
積み重ねと入れ子
2 つは別のもので、どちらもコストに影響します。
- 中身を入れて積み重ねる:フタに次の容器の底が収まるくぼみやリングがあれば、冷蔵庫や棚の中で積んだ容器が滑りません。
- 空のまま入れ子にする:重ねて収まる容器はカートンの空間が大幅に少なくて済み、1 個あたりの運賃が下がります。簡単に外れるか、くっついてしまうかを確認してください。
- セット:1 つのフタのサイズで複数の深さに合えば、金型費が安くなり、お客様にも便利です。金型ができた後ではなく、図面の段階で決めてください。
セットの梱包とコンテナ積みについては、カートンとコンテナ積載の記事で説明しています。
材料と使用表示
電子レンジ、冷凍庫、食洗機に入れる容器には PP が一般的です。透明な容器は別の材料で成形されることが多く、耐熱温度はより低くなります。使用マークを印刷する前に、当社の温度表で材料を確認してください。
- 底面に材料を表示する。
- 電子レンジ、冷凍、食洗機のマークは、その品番がその用途で試験された場合にだけ印刷する。
- フタと本体の材料が違う場合は、どの部品が電子レンジに入れられるかを書く。
- 粉ミルク用や子ども向け製品では、スプーンを含むすべての部品の試験報告書を保管する。
パッケージ、製品、報告書を一致させる方法は、表示と試験報告書についての記事で説明しています。
サンプルで確認すること
- セット内のどのフタも、どの本体にも合う。金型の別キャビティの本体も含む。
- パッキンが全周にわたって溝に平らに収まり、ねじれがない。
- 液体用として売る品番は漏れ試験に合格する。
- フルセットを積んでもまっすぐ立ち、空の容器はきれいに入れ子になり、外れる。
- フタの角やつまみが、繰り返し開けても割れない。
- 洗った後に容器にもパッキンにもにおいがない。
- 底面の表示が仕様書とパッケージに一致している。
サイズごとに封印したサンプルを 1 つ承認し、保管してください。量産のフタが承認時より緩く感じられ始めたとき、それが基準になります。