カスタムウォーターボトルの単価は何でできているか
「同じボトル」の見積もりが大きく違っても、どちらも妥当なことがあります。違いはほぼ必ず、その数字の下にある内訳にあります。
すべての価格の下にある 6 つの内訳
| コスト項目 | 何で決まるか |
|---|---|
| 樹脂 | 材質の種類とグレード、各部品の樹脂の重さ |
| 成形 | 成形サイクルと金型の取り数 |
| 付属品 | 蓋、ストロー、パッキン、カラビナ、シェイカーボール。それぞれが別部品 |
| 印刷 | 方式、色数、位置の数 |
| 梱包 | 袋、カラー箱、ギフト箱、仕切り、外箱 |
| 人件費 | 1 個あたりの組立、検品、梱包の時間 |
この 6 つが分からなければ、どの工場も価格は出せません。1 つ変われば数字も変わります。
数量で価格がどう変わるか
数量が増えても、樹脂の kg 単価が劇的に下がるわけではありません。数量が効くのは、機械の段取り、調色、印刷の段取り、初品確認といった固定費を、より多くの個数で割ることです。
だから特別色の小ロットは 1 個あたりが高くなり、色や印刷を複数品番で共通にした混載注文は、同じ個数を細かなバリエーションに分けるより安くなることがあります。
設計で価格がどう変わるか
形状が金型を決め、金型がその製品を作り続けるかぎりの成形コストを決めます。
- 肉厚が厚いほど樹脂が増え、冷却も長くなるので、サイクルが延びます。
- アンダーカット、一体成形の取っ手、複雑な蓋は金型にスライドが必要で、組立も増えがちです。
- 部品が増えれば、金型も組立も漏れる箇所も増えます。
- 透明材は磨いた金型と、より厳しい外観検査が必要です。
図面段階の小さな判断が、後のどんな交渉よりも単価を動かすことがあります。
カスタマイズで価格がどう変わるか
- 印刷:色ごと・位置ごとに段取りが必要。全周デザインはロゴ 1 か所より高くなります。
- 色:すでに生産中の色は、専用マスターバッチが必要な新色より安く済みます。
- 梱包:袋から印刷入りカラー箱に変えることは、低単価品では最も大きな変更の 1 つになり得ます。
- 付属品:よい蓋や予備のパッキンは、部品と組立時間を増やします。
見積書の構成例
分かりやすい見積書は、価格をこのように示します。これは構成の例示で、項目は実際のものですが、金額は意図的に載せていません。
| 項目 | 記載のしかた |
|---|---|
| 金型(新規の場合) | 一度きりの費用として別記 |
| 単価 — ボトルと蓋 | 見積数量での 1 個あたり |
| 印刷 | 1 個あたり、色・位置ごと |
| 梱包 | 1 個あたり、梱包の種類ごと |
| 条件 | FOB 寧波、USD |
2 社を比べるときは、項目ごとに比べてください。安い樹脂、薄い肉厚、カラー箱ではなく袋、といった違いを隠した低い合計は、同じ製品ではありません。