ジムブランドが本当にリピートするプロテインシェイカーの仕様の決め方
シェイカーは当社がつくるもののなかで一番単純そうに見えます。実際は違います。図面段階での6つの判断が、お客様が2年間毎日使い続けるか、1か月で捨てるかを決めます。そしてそのどれもが金型に影響します。

表示容量ではなく実容量から決める
600 ml のシェイカーは、使える容量が 600 ml ということではありません。ミキシングボールにも粉が動くにも空間が要り、蓋は首元に入り込みます。当社の 600 ml 本体はすり切りでおよそ 700 ml で成形しており、粉 30 g を入れても 600 ml の液体がきちんと振れるようにしています。
ラベルに載せたい使用容量をお伝えいただき、すり切り容量は当社に決めさせてください。すり切り容量のほうを指定されると、使う人にはワンサイズ小さく感じられます。ジム向けシェイカーで最も多い苦情がこれです。
漏れるかどうかを決めるのはねじピッチ
漏れの大半はパッキンの不良ではありません。ねじの斜め掛けです — 使う人が蓋を斜めに回し、粗いねじが飛んで、シールが最後まで座らない。細かい多条ねじに食いつき用の面取りを付ければ、どの角度からでもねじがかみ、まっすぐ締まります。
これは組立ではなく金型の判断です。金型を切ったあとにねじを変えると、首部のインサートを作り直すことになります。当社は見積もり前に 3D データでねじ形状を確認します。
撹拌方式は写真映えではなく粉に合わせて選ぶ
ワイヤーのスプリングボールは安価で静かで、ホエイとの相性が良好です。蓋の下に取り付ける樹脂の撹拌グリッドは、より重いマスゲイナーにも対応し、人によっては気になるカチカチ音が出ません。穴あきの撹拌ディスクはその中間です。
どれを選ぶにしても、食洗機に耐えること、そして首元に居座って飲み口をふさがないことが条件です。当社はサンプル前に、組み立てた状態で撹拌部品の落下試験を行います。
シールは2か所あり、どちらも重要
蓋のパッキンは振ったときの圧力を受けます。注ぎ口のフラップはかばんの中での圧力を受けます。パッキンには TPE よりシリコンのほうが形状保持に優れ、フラップにはTPE で十分で費用も抑えられます。
どちらにも食品接触の適合宣言をお求めください。別の供給元の別素材であり、ボトル本体しかカバーしていないコンプライアンス書類は完全な書類ではありません。
コンパートメントは樹脂ではなく金型に費用がかかる
積み重ねられる収納ジャーやピルケースは、シェイカーをギフトセット商品に変える要素であり、バイヤー様が2ドル多く払う理由でもあります。ただしそれぞれが独自のねじを持つ別の金型であり、組立の手間は倍になります。
価格主導の案件なら、良いねじと良い印刷を備えた1室のシェイカーのほうが3点セットより売れます。販促や小売のギフト案件なら、棚で手に取られるのはセットのほうです。
形状を決める前に印刷の場所を確保する
シルク印刷とパッド印刷には、平面かゆるやかな曲面で、パーティングラインがなく、目盛が図柄を横切らない面が必要です。リブや目盛線をまたぐロゴは必ず不自然に見え、印刷段階では直せません。
デザインは金型を切ったあとではなく、お問い合わせと一緒にお送りください。図面上で目盛やリブを動かすのは無料ですが、完成した金型で動かすとインサートの作り直しと2週間がかかります。