40 フィートコンテナに 750 ml ボトルは何本入るか:計算例
バイヤーは価格より先にこれを聞きます。1 本あたりの着地コストを決めるからです。正直な答えは、数字とその前提条件のセットです。当社の実例を、計算過程つきでお見せします。
短い答え
40 フィートハイキューブで約 34,800 本です。この数字は本物で、当社自身のパッキングリストから取ったものですが、その元になった 4 つの数字が分かるまでは役に立ちません。
外箱寸法を示さずに本数だけ言うサプライヤーは、記憶で見積もっています。外箱を聞けば、その数字は確認・比較できるものになります。
元になる 4 つの数字
| 項目 | 値 | 出どころ |
|---|---|---|
| 輸出用外箱 | 49 × 41 × 50.5 cm | このボトル用の当社標準の 5 層段ボール |
| 入数 | 58 本 | ボトルと蓋、カラー箱なし |
| 外箱の容積 | 0.101 m³ | 0.49 × 0.41 × 0.505 |
| 40HQ の内寸 | 1203 × 235 × 269.8 cm | 標準的な 40 フィートハイキューブコンテナ |
コンテナの行に注目してください。40 フィートハイキューブ(40HQ)の内高は約 269.8 cm です。標準の 40 フィート(40GP)は約 239 cm で、30 cm 低く、この例では外箱がまるごと 1 段分になります。
計算を順に
床の長さ方向:1203 ÷ 49 = 24.5、つまり 24 箱。残り 27 cm はデッドスペースで、他に何も入りません。
幅方向:235 ÷ 41 = 5.7、つまり 5 箱。さらに 30 cm が無駄になります。
1 段あたり 24 × 5 = 120 箱。
天井までの段数:269.8 ÷ 50.5 = 5.3、つまり 5 段。
120 × 5 = 600 箱。600 × 58 = 34,800 本。
お金が消えるのは小数点以下です。箱を 3 分の 2 だけ積むことはできないので、どの割り算も切り捨てになります。この例で外箱の長さを 2 cm 縮めれば 1 列 24 箱が 25 箱になり、設計段階なら費用ゼロで運賃が 4 % 下がります。
40HQ と 40GP の比較
| 40GP(標準) | 40HQ(ハイキューブ) | |
|---|---|---|
| 内高 | 約 239 cm | 約 269.8 cm |
| 段数 | 4 | 5 |
| 積載箱数 | 480 | 600 |
| 積載本数 | 27,840 | 34,800 |
| 使用容積 | 約 48.7 m³ / 67.6 | 約 60.9 m³ / 76.3 |
ハイキューブは予約費が少し高いものの、この製品なら 25 % 多く積めます。ドリンクウェアのようなかさばる低密度の貨物では、ほぼ必ずこちらが安くつきます。フォワーダーに両方の見積もりを頼む価値があります。
重量よりずっと先に容積が尽きる
40HQ の積載重量はおよそ 26 トンです。この 34,800 本は外箱込みで、肉厚や単層か保温タイプかによって 6〜11 トン程度です。
つまり、お金を払っているのはボトルの中の空気です。この事実だけで梱包の判断が決まるはずです。ドリンクウェアでは、通貨は kg ではなく m³ です。どのサプライヤーにも聞くべき数字は 1 m³ あたりの本数です。外箱のサイズが違う 2 つの見積もりを比べられるからです。
本数を減らす 4 つの要因
- 背の高いスポーツ蓋やストロー蓋。外箱を設計する前に蓋の高さがボトルに加わるので、3 cm のワンタッチ蓋で外箱 1 列分を失うことがあります。
- カラー箱。個装の販売用パッケージは、1 本ずつの周りに空気を足すため、積載数の 15〜25 % を食うのが普通です。
- 付属品のバラ入れ。カラビナ、シェイカーボール、ストロー、スリーブは、ボトルの中に入れればタダ、横に入れれば高くつきます。
- パレット積み。ユーロパレットは仕向地での取り扱いを楽にしますが、40 フィートコンテナの積載数の 10〜15 % を使うのが普通です。
どれも、やらない理由ではありません。変更が無料でできる金型製作前に決めておく理由です。
見積もりを比べるために聞くこと
- 輸出用外箱の外寸(cm)。内寸ではありません。
- 入数、そしてその数がカラー箱入りの前提かどうか。
- 1 m³ あたりの本数。2 つの見積もりを比較可能にする数字です。
- 1 箱あたりの総重量。フォワーダーが積載重量を確認できるように。
当社は聞かれる前から、すべての見積もりにこの 4 つを記載しています。外箱寸法を出さないサプライヤーなら、見積もっているのは工場ではありません。
梱包が運賃をどう左右するか(内箱、積み付け、パレットの選択)については、外箱・パレット・コンテナ積載の記事で詳しく扱っています。