ドリンクウェアの検品に必ず入れるべき 6 項目と、その書き方
当社が目にする検品報告書の多くは、合格印を押した写真アルバムです。役に立つ検品基準は 1 枚に収まり、生産が始まった後ではなく前に書かれています。
基準はバイヤー側から出す必要がある理由
第三者検品員は、渡された基準を当てはめます。指示が「品質を確認」なら、20 個を撮影してチェックを入れるだけです。指示に「カップの口径は 74 mm ±0.5、蓋は 30 秒逆さにして 1 滴も漏れないこと」とあれば、測り、逆さにします。
以下の 6 項目は、プラスチック製ドリンクウェアで実際にクレームとして戻ってくる不良を見つけるものです。当社の品質管理ラインはすべての注文でこれを行っています。検品員がそれより少なくてよい理由はありません。
6 つの確認項目
| 項目 | 見つけるもの | 書き方 |
|---|---|---|
| 1. 外観 | 傷、パーティングラインのバリ、キャビティ間・ロット間の色ブレ | AQL を明記(重欠点 2.5 / 軽欠点 4.0 が一般的)し、承認サンプルと色の限度見本を渡す。画面上の Pantone 番号ではなく現物で |
| 2. 寸法 | 金型の摩耗とともにずれる口径、全高、肉厚 | 重要な寸法だけを挙げ、それぞれに公差をつける。口径 ±0.5 mm、高さ ±1 mm が一般的 |
| 3. 容量 | 750 ml のボトルに 715 ml しか入らない。EU では表示の問題、どこでも返品の問題 | 満水か目盛りまでかと測定方法を明記し、指定した個数で確認させる |
| 4. 組立と漏れ | ねじの斜め締め、パッキンの座り不良。最もクレームの多い不良 | 使用量まで入れ、指定トルクで閉め、30 秒逆さにしてから振る。1 滴もなければ合格 |
| 5. 材料 | 違う樹脂、または食品接触部品への再生材の混入 | 量産ロットの樹脂ロット証明書を求め、出荷品から保存サンプルを残す |
| 6. 印刷の密着 | 工場は乗り切っても食洗機で落ちるロゴ | テープ試験(印刷面に貼って引きはがす)と、決まった回数の食洗機試験またはアルコール拭き。合否基準を文章で |
バイヤーが抜けを作りがちな点
- 完成した外箱だけを検品する。その時点では手直しか不合格しか選べません。生産 20〜30 % の時点の中間検品なら費用は同じで、まだ修正が利きます。
- サンプル数を決めていない。「抜き取り確認」はサンプリング計画ではありません。AQL の水準と検査水準を指定し、サンプル数を推測ではなく計算で決めてください。
- サンプルを承認しても 1 つ保管しない。承認サンプルは外観の契約書です。双方が封印・署名した現物を持つべきです。
- 漏れ試験を工場任せにする。最もクレームの多い不良であり、独自に確認するのが最も簡単な不良でもあります。
何を見るかだけでなく、いつ見るか
生産の中で立ち会う価値のあるタイミングは 3 つあり、多くのバイヤーは最後の 1 つしか予約しません。
- 初品:金型が動き出したらすぐ。ラインから 1 個取り、承認サンプルと照らして測る。金型の問題を、まだ金型の問題のうちに見つけられます。
- 生産中:生産量の 20〜30 % ごろ。元が取れる検品です。注文全体を手直しせずに、色、バリ、組立を直す時間がまだあります。
- 出荷前:生産 100 %、梱包 80 % 以上。誰もが予約する検品ですが、この時点での結果は合格、手直し、不合格のいずれかしかありません。
新しいサプライヤーとの初回注文では、生産中の検品も予約してください。実績のある金型とラインのリピート注文なら、通常は出荷前検品だけで足ります。
報告書に何が書かれていれば役に立つか
「合格」とだけ書いた検品報告書からは、行動につながる情報は何も得られません。お金を払う価値があるのは、形容詞ではなく測定値が書かれた報告書です。
- 実際に抜き取ったサンプル数と、その根拠となった AQL。
- 指定したすべての寸法の測定値。チェックマークではなく数字で。
- 漏れ試験の結果を、試験個数と不合格個数で。
- 致命・重・軽に分類し、写真を付けた不良一覧。
- パッキングリストと照合した箱数、外箱寸法、総重量。これは運賃の確認にもなります。
- 荷印と外箱封緘の写真。
どれも検品員が実行でき、後から監査できる項目です。報告書の書式は、検品を予約した後ではなく前に確認してください。
20 ページのマニュアルより 1 ページの基準
倉庫で検品員が実行できない仕様は、飛ばされる仕様です。承認サンプル、AQL、公差付きの寸法、漏れ試験の方法、印刷試験、回収する書類。これだけに絞ってください。
基準は検品の予約時ではなく、発注書と一緒に送ってください。始める前に基準を知っている工場はそれを守ります。コンテナの扉の前で初めて見た工場は、それに反論します。